介護腰痛予防完全マニュアル|認知症の介護に困ったら

認知症の介護をしていて一番困るのはやはり腰痛。高齢者と言っても一人の人間を抱えるのは本当に大変です。腰痛をほっとくとあなたが動けなくなってしまいます。このサイトでは介護の際の腰痛を予防するためのさまざな方法について解説します。

介護の際の腰痛予防に必須!「ボディメカニクス」とは?

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介護の際には、オムツを変えたり、移動の手伝いなどで何かと腰を痛める危険性があります。

認知症の人の介護をするようになった時には、あらかじめ腰痛にならないように予防することが重要です。

腰痛を予防する方法には様々あります。

その中でも普段の家族の生活の中でぜひ知っておきたい予防技術があります。

それは「ボディメカニクス」というものなんです。

今回は介護の際に腰を痛めないようにするための技術についてい解説します。

ボディメカニクスて何?

介護者、介護職の腰痛を予防するに当たって知っておきたい技術に、「ボディメカニクス」というものがあります。

でも初めて聞くと「ボディメカニクて何?」となりますよね。

実はボディメカニクスとは、人間の骨格や筋肉などの体の各部分の相互関係、つまり身体力学を利用して行う介護技術のことなんです。

身体力学を把握し活用することができれば小さな力で大きな作用を生むことができるため、介護者の身体的負担を抑えて効率的に仕事を行うことができ、腰痛の予防にも繋がるというわけです。

病院、施設などの医療関係者や介護者にはよく知られている方法であり、普段から実践されている技術になります。

ボディメカニクスとは

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ボディメカニクスには幾つかの基本となる法則があります。

その1つは、対象を小さくまとめること。

要介護者を移動させる前に、まず手や足や腕をしっかり組んでもらい、小さくなってもらいます。小さくなってもらうことで移動させやすなります。

動かさなければならない介護者の接地面積が小さくなればなるほど摩擦抵抗が小さくなるため、移動させやすくなります。

逆に介護者自身はしっかりと足を前後、左右に広げることで要介護者を支持する面積(支持基底面積)が広くして接地面積を大きする必要があります。

支持基底面積を広くすれば介護者の体の安定性がまし、自分自身の摩擦抵抗も上がり要介護者を移動させやすくなります。

介助側の安定性を高めたい時にはこの方法が有効です。

 

自分自身の安定性を高めるためには、重心を意識することも大切です。

重心は、人が立っているときには普通骨盤辺りにあります。体の重心から垂直に線を引いた重心線が肩・腰・膝の後ろ・かかとをまっすぐ通っている時、バランスが取れています。

安定性を保つためにはできるだけこの重心線がまっすぐになるように意識する必要があります。さらに安定性を高めたいならこの重心ができるだけ低い位置に来るようにしなければなりません。

また介護者と要介護者の重心を近づけることも移動を楽に行う際のポイントです。

お互いの重心が近づけば近づくほど移動のための方向性のブレが少なくなり、介護者の身体的負担が少なくなり、腰を痛める危険性も減少します。

さらに重心に関して言えば、上下に動かすと重心のブレが大きくなルため、できるだけ水平に動かすことが大事です。水平に動かすことで重心が安定し、要介護者を移動させることが容易になります。

 

体の中でも大きな筋肉を使うこと体をねじらないようにすること、テコの原理を利用することなどがボディメカニクスの基本原理です。

これらを活用することでかなりの程度腰への負担も軽くなるでしょう。

ボディメカニクスの基本

・対象者を小さくまとめる

・介護者自身の支持基底面積をしっかり大きくとる

・自分自身の重心を意識する

・移動の際にはお互いの重心を近づける

・体の大きな筋肉を使うことをイメージする

・なるべく自分の体を捻らない

・てこの原理を利用する

この7つがボディメカニクスの基本になります。

もっと詳しく知りたい方にはこちらの本がおすすめです。